
今回は乃木坂とは関係ないですが、これは歴史的な試合だったので記念に記事を書きたいと思います。
この記事は、日本vsドイツ戦の歴史的な勝利について記事に残しておきます
FIFAランキングは完全に格上
サッカーでドイツは「優勝候補」です
FIFAランキングは以下です
- ドイツ:7位(W杯1回優勝)
- 日本:24位(ベスト16が最高)
この格差で勝利したのです!
完全に「ジャイアントキリング」です!

戦前では「ドローにできれば万々歳」というのが解説者の見解でした。私も「いやあ、引き分けも無理だろ」と100%思っていました。レベルが違いすぎるというのが大きすぎましたからね。海外でプレーする選手、ドイツでプレーする選手も多いとはいえ、相手はドイツ「代表」ですからね。日本代表と、Jリーグでプレーする選手の寄せ集めの戦いと考えれば、当然前者が勝つと思いますよね。
前半は完全にドイツペース、0-1で折り返す
前半の日本の布陣は以下です

前半は、完全にドイツがゲームを制覇しました
日本は前半8分、カウンターで前田選手がゴールネットを揺らすも
「オフサイド」の判定

その後は、ドイツはボールを支配し日本は全くボールを保持できない
ドイツの攻撃を防いでも、すぐにドイツにボールを奪われ攻め続けられます

私は正直期待もせず見ていましたから、「あーこれが現実だよな」と思っていました。全く日本はドイツに手玉に取られていましたから。ドイツが攻めて、必死で日本が防いで、はじき返したボールをまたドイツが取って、また攻めてくる。これの繰り返しでした。
そして、前半33分、ペナルティエリアで敵のボールをクリアした
キーパーの権田選手がこぼれたボールを取ろうと動いた際に
相手にかぶさってしまい、PKをとられてしまいます


この場面は、日本の右サイドが再三攻められており、ペナルティーエリア右側でドイツ選手がフリーでボールを受けると、そこへキーパーの権田選手は防ぎに行きます。2人が接触した際にボールがこぼれます、接触した際にはペナルティではないと思ったのですが、そのこぼれたボールを権田選手が取りに行った際に、倒れていたドイツ選手にかぶさってしまい、それがペナルティとして取られてしまったんです。
結果、PKが成功し、前半は0-1で折り返します
後半は超攻撃的に次々に選手交代
後半、森保監督は勝負にでます
一気に選手交代をしかけます
後半開始時の布陣は以下のように変更しました



更に、次々と選手を送り込みます
- 後半開始時:久保⇒冨安
- 後半12分:長友⇒三苫、前田⇒浅野
- 後半26分:田中⇒堂安
- 後半30分:酒井⇒南野
すると、後半は日本が攻勢に出ます!
スリーバック(長友、吉田、酒井)にして攻撃的布陣を敷きます
前半に見られなかった日本の攻撃が見られるようになります

素人では「なんで後半になって日本が攻めれるようになったのか」分からなかったのですが、明らかに日本が攻めることができるようになりました。後で、解説者の方が言っていましたが、4バックから3バックにしてかつ、バックスの前に両サイドに左右1人ずつ置くことで、守備の時はその2人が戻って5人で守備ができ、攻撃の時は、サイドの2人が攻めに参加できる、一石二鳥の作戦だったようです。
後半30分 堂安が同点ゴール 1-1
そして、後半30分
左サイドから南野がクロスを上げると
キーパーがはじき、そのこぼれ球を堂安が押し込み同点!


南野選手がペナルティエリア左側からゴール前に低くて速いクロスを入れます。すると、キーパーはクリアしたいので倒れながらはじきます、するとゴール前につめていた堂安選手の前にボールがこぼれ、それを見事に決めてくれました。ドイツのキーパーは世界的にも有名な選手だったようで、その選手からゴールを奪ったこの時の流れは完璧だったと思います。
後半38分 浅野が逆転ゴール 2-1
さらに、後半38分
日本の自陣から板倉が大きく前方へボールを蹴り込む
すると、そのボールを浅野が柔らかく足元に落とし
そのままゴール前へ突進し、逆転ゴールを決めます!


この時は後半30分を回っていたので、私は「もしかして同点で終われるかも!」という期待をもって見ていました。「攻めろ!」ではなく「死守しろ!そのまま!」という気持ちでした。自陣から板倉選手が大きく前にボールを送ると、それに合わせて浅野選手が動き、非常にうまくトラップ。足元に落とすと、そのまま右サイドを駆け上がり、相手ゴールへ突進すると、ゴール端の手前まで行き、ゴールポストとキーパーの間の非常に狭い隙間を通して、思い切りよくシュート。見事にネットを揺らします。見ていましたが、前方へのフィードから浅野選手のゴールまであっという間の出来事で何が起きたのかわからなかったです(笑)
日本は苦しい試合を勝ち切った
結果、日本は優勝候補のドイツを2-1で逆転勝ち
勝ち点3を上げました
いかに苦しい試合だったかを以下に示します
ドイツ | 日本 | |
ボール支配率 | 69% | 31% |
シュート数 | 26 | 11 |
CK | 6 | 6 |
PK | 1 | 0 |
ボール試合率、シュート数が違いすぎます
いかに、相手の攻めに必死に耐えたかがわかります

いくら後半に攻勢に出たといっても、やはり数字を見ると、圧倒的にドイツが支配しています。「後半ようやく少し日本の形がだせるようになった」といった感じでしたね。もう後半の終了間際はドイツの猛攻でした。シュートを打たれまくり、そして権田選手のナイスセーブ連発でなんとか必死で耐えしのぐ時間帯でした。ロスタイム「7分」が非常に長かったです。
予選突破が見えてきた!
日本はグループEに入りました
4チームの内、決勝リーグに進めるのは勝ち点上位の2チームだけです
以下に2022.11.24時点での結果を示します
※カッコ内はFIFAランキングです
スペイン | コスタリカ | ドイツ | 日本 | 勝ち点 | |
スペイン (5位) | ー | 7-0 スペイン勝ち点3 | 11月28日 | 12月1日 | 3 |
コスタリカ (31位) | 7-0 スペイン勝ち点3 | ー | 12月2日 | 11月27日 | 0 |
ドイツ (11位) | 11月28日 | 12月2日 | ー | 2-1 日本勝ち点3 | 0 |
日本 (24位) | 12月1日 | 11月27日 | 2-1 日本勝ち点3 | ー | 3 |
日本は初戦で勝ち点3を上げたので
予選突破にかなり近づいたと考えられます!

初戦で勝ち点をあげられないと予選を突破できる可能性が極端に下がるといわれています。逆に言えば、初戦で勝ち点をあげた、しかも3点をあげた日本は圧倒的に予選突破に近づいたと思います。しかし、まだ3チームが並ぶ可能性があります。日本の最低条件は11月27日のコスタリカ戦に引き分け以上を取ることです。ここで負けると、スペイン戦で勝ち点を上げないといけなくなりますので、非常に大切な1戦になります。がんばれ!日本!